YOU氏作の在野シナリオ「兵共が夢の跡」です。
みなさんの感想、アドバイスお待ちしています。(^^)
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シナリオの背景:
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豊臣秀吉の死後、5大老の立場を利用し豊臣政権の切り崩しを始めた徳川家康に対して、石田三成を筆頭とする5奉行は弾劾を行った。
これに対して徳川家康は、石田三成と不仲の加藤清正、福島正則ら豊臣家武断派武将を味方に引き入れ、豊臣家の内部分裂を起こさせようとした。
そして、豊臣家武断派武将達は5大老の一人、前田利家の死により一気に石田三成への不満を爆発させ、集団で襲撃する計画を立てる。
この計画を察知した石田三成は以外にも政敵の徳川家康に庇護を求める。これに対して徳川家康は石田三成を庇護し、護衛をつけて居城の佐和山城まで護送する。
この時、徳川家康は石田三成に「しばらく大人しくしていられよ」と5奉行職を一時辞職することを薦め、石田三成はこれに従う。
こうして、政敵を政治的に葬り去った徳川家康はますます専
横の度を深めていく....。
その後、会津にて軍備増強を進めていた上杉家に対して徳川家康は、5大老の特権を生かし、上杉家の行動は豊臣家への謀反であるとして討伐命令を下す。こうして、各国大名を終結し徳川家康が会津の上杉討伐に向かう途中、京にて石田三成が挙兵する。上杉家の筆頭家老直江兼続は以前から石田三成と昵懇であり、上杉家の行動は石田三成との連携しての行動ではないかといわれている。
さて、下野の国小山にて石田三成挙兵の報を聞いた徳川家康は直ちに江戸に引き返し、来るべき決戦に備える。
この時小山にて、上杉討伐のため従軍中の各国大名を集め今後の去就を決める評定を開いた。
- ご意見・ご感想大歓迎です。
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作者より一言:
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「小山評定」前のシナリオです。小山評定は7月25日なので本来はターンは夏ですが春にしてあります。基本的には「太閤の遺産」のバージョンアップ版なのですが、約一年の間にかなり当主の世代交代がなされています。前田家、長宗我部家、中村家、蜂須賀家などです。
あと兵力ですが、なるだけ1万石あたり300人になるよう(例外もあります)に計算しているため、兵隊の数は絞ってあります。鉄砲を多くそろえれば大軍相手でも退けられるかな?と考えたためです。
外交関係はもう少し見直したほうが良かったかもしれません。あいかわらず徳川の外交力は強烈にしてあります。
(というかほぼデフォルトのまま...(^^;)
しかし、徳川家康の戦略を後世の戦術家が語るには、信長や秀吉のような兵力の一点集中ではなく、武田流の陣法をまねたため、旗本は小規模の部隊の集まりだった...。と言われます。そのため関ケ原に3万の部隊(一説では2万)を率いていたにもかかわらず、実戦投入できるような部隊はほとんどなかった。と言われてます。
そのへんを考慮して、徳川の部隊は『小規模部隊の集まり』にしてあります。
石田の鉄砲数が異様に多いのは、関ヶ原合戦で効果を発揮したといわれる、大砲を考慮してあります。
兵の士気も高くしてあります。石田の家臣は蒲生浪人、豊臣秀次浪人からの中途採用が大半なのですが、関ヶ原での一致団結ぶり(侍大将格はほとんど戦死)や合戦での奮闘を考慮しています。
あと気に入らない点なのですが、山陰地方、豊後、伊勢、美濃あたりは弱小大名(1〜3万石)がまばらに分布している地域なのですが、仕様上の制限もあり結局友好的な大勢力に臣従している...という形を取らざるを得ませんでした。
(独立勢力にすると大名家のエサになる...)
非常に残念です。大名家が200ぐらい作成できたら完全再現も可能だったでしょうけど。
あと武将の名前は私が正しいと思った書物のものを取り込んでいます。(書物によって結構違いがあったりする)まあ400年も前の話しですから何が正しいのか分からないってのが私の持論なんですけどね。。。
最後に。助言下さった身勝手Papa 氏、Takayuki 氏。
それとNAGAICHI氏の『難波の夢亦夢』は非常に参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
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更新歴:
- '00/04/09:初公開
- '00/04/28:各武将の俸禄、外交等不具合点修正(dl2)
- '00/06/25:(dl3)
- 軍団番号の不一致エラー改善(oopsさんの修正PG使用)
- 各大名の石高を調整。(更に史実に近づけてみました)
- 前田利政家、毛利秀元家の作成。これにより長束家、脇坂家の廃止
- 各大名の勢力見直し。
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インストール方法:
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解凍後、「シナリオ開始前のフォルダ」に全ファイルをコピーしてください。
「シナリオ集」の場合、「Da」「Db」「Dc」「Dd」「De」「Df」「Dg」。「相剋の果て」の場合、「Da」「Db」「Dc」「Dd」。「乱世の覇者」の場合、「Da」「Db」「Dc」のどれかのフォルダです。
天下統一のオリジナルシナリオファイルは必ずバックアップしてください。
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作者:
YOU氏
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