こより氏作の在野シナリオ「今川繁盛記」です。
感想どしどしくださいね。(^^)
重臣らを前にして義元は静かに瞼を閉じていた。
世は乱れに乱れ、西国の名門、大内義隆は謀反によって重臣陶隆房に討たれた。
都におわす将軍義藤公は賢君であるとの評判を伝え聞くものの、忠義を尽くして仕えるものはわずかばかりで、不忠の臣がはびこり、臣下は権力闘争に明け暮れているという。
なんと嘆かわしいことか――
大広間に太原雪斎の凛とした声が響き渡る。
「一同すでに御承知のことでありましょうが、善得寺会盟により駿甲相三国同盟の合意がなされ申した。」
ときは満ちた――
義元はかっと目を見開くと、静かな、しかし是非を言わせぬ重々しさをもって宣言した。
「後顧の憂いはなくなった。今こそ世に大儀あることを天下に知らしめねばならぬ。急ぎ上洛の準備に取りかかるべし。」
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【シナリオ解説】
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このシナリオの主人公(?)はタイトルのとおり今川家です。
こいつは偽者だろ?と思うほど氏真公もイケメンです(作者の趣味&バランス調整です)
大勢力候補の筆頭ですが、ときどき桶狭間されるのはご愛嬌ということで。
中小勢力で大勢力に立ち向かう遊び方がこのシナリオの醍醐味と言えます。
このシナリオにはいくつかの目立った特徴があります。
- 街の価値が高め。その代わりに鉱山が存在しない。
- 本拠地の城(街)レベル、要衝の城(街)レベルが極端に高い。
※軍師/参謀の存在意義を高め、戦略眼を要求されます。
- 初期配置をのぞき、一向一揆勢力は登場はしない。
※ただし支配地域によっては財政基盤に致命的な損害を与える場合があります。
- 低い確率での砥石崩れ、桶狭間の発生や、智謀が高い独立勢力武将、未登場武将の再仕官先などの
バランス調整を施しており、展開が毎回劇的に変化しやすいように工夫されています。
- 石高上限を高めに設定し、内政コマンドの意義を高めています。
また城数と石高上限を比例させ、一城あたりの石高格差を是正しています。(一部例外あり)
- 全武将の初期忠誠度は20です。
- 兵農分離は全大名とも同一条件です。
- バランス調整において、武将の引き抜き、セーブロード技を考慮していません。
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【武将の能力値について】
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智勇兼備と称される武将を8と評価しています。
1-5 一般人レベル。3を基準に原則加点方式でフィーリングで設定しています。
6 経験がある。(偏差値60)※武力の初期最低値、世継ぎの政治力最低値
7 功績が残る、あるいは数多くの経験がある。(偏差値70)
8 複数の功績が残る、あるいは有能であったと評される。(偏差値80)
9 大きな功績がある。
10 大きな功績が複数ある。
――ここから人外レベル――
11 剣豪
13 鬼○○と称される剛の者、軍師
15 伝説
20 神
この評価をベースに称号、伝承、事跡によって+1〜+2加点する場合がある。
年齢補正 35歳 +1 45歳 +2このバージョンでは未対応。
(有名武将には得意能力値に、そうでない者は苦手能力値に振り分けて差別化)
これらに大人の事情を加味した評価となっています。
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【プレイしやすい大名家】
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長尾家、武田家、北条家、今川家、朝倉家、三好家、大友家
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【難易度が高いと感じる方へのアドバイス】
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- お金が足りない。→高レベル城の攻略方法の見直し、強襲の積極採用、動員率見直しなどの構造改革。積極的内政出動。
- 中盤以降、武将が足りません。→弱小勢力を臣従させる。高度人材だけで生き抜けるほど戦国は甘くありません。
- にらみ合いになって動けないのですが(ノ_;)→殿方を惹きつけるには誘い受けを覚える必要があります。
- オイィ?一向一揆連発で財政破綻するんだが?→ヒキョウでも汚くても現実です、耐えてください。
- 初心者の味方の織田家や島津家がこんなに弱いはずがないだろ!→この時代の今川家や肝付家が弱いとでも?
- あの、天庵さまの様子が変なのですが‥。→愛のなせる業です。
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【追記】
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プレイ感覚が独特だと思います。大勢力で慣れてきたら中小勢力で遊んでみてください。
人材の確保、時間管理がよりシビアになって緊張感のある戦国時代を満喫できると思います。
引き抜きは一切使用しないことを前提に調整していますので(作者のプレイスタイルによる)
引き抜きの多用はバランス崩壊の原因となりますのであしからずご了承ください。
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更新歴:
- '14/08/15:初公開
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インストール方法:
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解凍後、「シナリオ開始前のフォルダ」に全ファイルをコピーしてください。
「シナリオ集」の場合、「Da」「Db」「Dc」「Dd」「De」「Df」「Dg」。「相剋の果て」の場合、「Da」「Db」「Dc」「Dd」。「乱世の覇者」の場合、「Da」「Db」「Dc」のどれかのフォルダです。
天下統一のオリジナルシナリオファイルは必ずバックアップしてください。
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作者:
こより氏
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